自分History episode18

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 前回の続きです。

 

入学式当日、私が感じたのは

早く誰か友達を作らなきゃ

という周りの子たちの焦り

早くグループを作らなきゃ

っていう必死さが伝わってきて

私の心がどんどん冷たくなっていく感じ。

そして、私が見たことがないような不良集団もいて、、、、

 

すごくギスギスしてる感じが伝わってきて、苦しくなった。

一番後ろの席で一人で地獄が近づいているのをヒシヒシと感じる。

絶対この人たちとはムリ。

絶対この人たちとはやっていけない。

しかも、この学校は3年間担任も変わらない、クラス替えもない。

というのが入学してからわかり、私は絶望する。

女子高の中でも品が悪い、素行の悪い子が多い学校だった。

最悪だ。

 

私は勉強出来ない子。

おバカちゃん。ってやつだ。

高校に行きたくないと最後まで駄々をこねて

先生も困ったと思う。

でもって、そんなコトをしてたから

願書も出すのがかなりギリギリで

なんとか見つけてくれたのがこの学校。

 

だからイヤだったんだ。

私は集団生活に適さないんだってば。

 

だけど、この学校で私は女子から告られるという経験をするのだ。

クラスに一人、異色な雰囲気を醸し出している子がいた。

オールバックに近いヘアスタイル。

自分を「オレ」と言っている。

しかも美形。

声が中性的。

あとから聞いた話、この学校「レズの伝統校」

なんだそうだ。

レズの伝統ってなんだ?聞いたこともない。

だけど、これはもしかしたら

当時では女子高あるある話だったのかも知れない・・

 

そのオールバックをSとしよう。

Sが授業中、ずっとこっちをみている気がした。

いつも見られているような気がする。

それは気のせいではなかったのだ。

ある日、そのSから「付き合って」と言われることとなる。

 

「エッ??????」

何言ってんの、この人!

おかしいんじゃないか??

付き合ってってなんなんだ?

 

だけど、このSは全然悪い人じゃないんだ。

優しいんだ。

仲良くなったけど、やっぱりみてくる視点が違うんだな。

私を友達じゃなくて、「オンナ」としてみてくる。

ある時、鎌倉に行こうよ。

という話になり、友達と出かけるなんて経験がなかったから

ちょっと楽しみにしていた自分がいたんだけど。

 

なんと、私のはっじめてのキスがこの子となるのだ!!!!

ビックリだ!

ファーストキスが女性だなんて、なんてこったい!

 

北鎌倉から色々歩いて、自然がいっぱいの場所。

誰もいなかった。

振り返りざまに、いきなりだった。

一瞬キョトンな私、Sは嬉しそう。

だけど、この場をなんとかしなきゃ、な私。

「ちょっと!ホントやめてよね!」って言って

その時は何事もなかったように装ってしまった。

だけど、あんまり深く考えなかった。

若かったからなのか

まっ、いっか、みたいな感じだった。

その後も、昼休みにトイレに連れ込まれ事件があったり、笑

放課後二人きり教室、襲われ事件があったり(私の中の勝手な事件ですが)

まぁ、色々あったんですが、そこはちょっと割愛します、笑

 

だけど、そのSは、3年生になると学校へこなくなりました。

来れなくなったのです。

彼女を誹謗中傷する子たちが出てきて、

たぶん、彼女は当時ではまだわからなかった

性同一性障害」だったと思います。

たしかに、胸をサラシで潰していたし、

自分は男だってハッキリ認識をしていたし。

色々なコトを言われ、傷つき、

全く声が出なくなってしまった。と先生がある時言っていた。

卒業式も来なかった。

 

大人になってから思った。

なんであのとき、彼女の力になれなかったんだろう

どうしてもっと寄り添って接してあげなかったんだろうって。

 

だけど、結局1年生の終わりころに別れることになったもんで

その後は接し方がわからなかったんだよね。

別れるっていうとおかしな話になっちゃうけど

私は当時、すごく楽しかった。Sとの思い出は

ちょっとしたスリルみたいな、

今まで知らなかった世界を覗かせてくれた、みたいな・・・。

 

面白い経験をしたなーって、笑

私には楽しかった思い出となっているのです。

 

そして学校生活は相変わらず一人で過ごしていました。

この三年間バイトに明け暮れる生活をしていました。

学費が高かったから、お小遣いを自分で稼げるようになって

兄にちょっとでも負担をかけずに済んだこと、それがすごく嬉しかった。

 

だけど、この学校は最悪だったな。

この稼いだお金で、学校行く途中お昼ご飯を買っていたら

隣のクラスの女教師がいきなり、

「登下校中の買い物は禁止です。 没収します」

と言って私の買ったお弁当を、お店出たところで取り上げたのです。

それってどうなの?

お弁当を作れない家だってあるんだよ!

買うしかないじゃんか!

しかも頑張って働いたお金なんだよ!(バイト禁止だったから言えなかったけど)

しかも私だけじゃないじゃん。

他にたくさんいるじゃんか!

全員の取り上げてくれよ

なんで私だけなの!!

 

そしてそいつが昼休み、私の買ったお弁当をのうのうと

食べていたんだよね・・

ある意味泥棒だ。本当に最低だよ。

 

そしてまたある時は、帰りの駅のホームで

いきなり後ろから傘で頭を叩かれたことがあった。

振り返ると、学年の生活指導の男の先生が怖い顔で立っていて

「ブラウスの袖を折っていいと思っているのか!違反だぞ!」

といきなり言われた。

いやいや、先生暑いからまくっていただけですよ。

世の中みなさんやっていますよね

 

今でも信じられないような校則が

時々、ニュースで取り上げられていますよね。

意味の分からない理由をつけて。

生徒のための校則じゃなくて、理不尽な誰も納得しない校則。

そんなバカなことを考える学校に勉強を教わるってどうなんだ?

 

だけど何よりも、一番許せなかったのが、

毎年行われる校内の健康診断。

体重、身長、胸囲などをはかるやつ。

その胸囲を測るとき、下着をはずして胸をさらけ出し

オトコの先生が測るという許せないヤツ。

しかも担任だ。

今や、警察官であろうと弁護士であろうと、性犯罪が

横行している世の中だ。

一体どんな気持ちでやっていたんだ?

胸囲をオトコにやらせる学校も本当に許せない。女子高だよ?

人間として、教師として、学校として

感受性の強い大事な年齢にだよ?

いくら担任だから、教師だからって何でもありなのか?

ありえないでしょ?

そんな一番大事なコト、誰もわからないの?

 

今の時代でこんなコトが行われていたら、保護者も生徒も黙ってないだろう。

 

幼稚園、小学校、中学校、高校、全部全部、最悪だったなー。

学校生活もここでおしまい。

もう二度と経験することはない。

苦しかった。本当にツラかった。

孤独な闘いは、あまりにも長すぎた。

 

頑張った私。

あの頃に戻って抱きしめてあげたい。

エラかったね、がんばったね。って言ってあげたいです。