自分History episode14

~私といるから・・・~

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私が小学生4年生の時、クラスの一人の子と帰り道が一緒になり

時々、学校が終わってから遊ぶようになった子が一人いました。

ある時、放課後の校内で、廊下や階段などで話をしていたとき

友達がトイレに行きたいというので、一緒に行きました。

その時、友達がトイレットペーパーを切らない状態で紙を便座の中に入れ

水を流したら、面白いようにトイレットペーパーが

クルクルと周り、水に吸い込まれていく。

それが面白いよ!といって水が止まれば、また水を流す、、

それを繰り返して遊びだしたのです。

私も面白いと言って、隣のトイレで同じコトを始めました。

だけど、そんなコトをしていると、最後トイレが詰まって

トイレが水浸しになるという事態になってしまい、

ヤバイのはわかっていましたが、

子どもだった私たちはそれが面白いのです、

なので、

その”遊び”を私たちは、放課後時々やるようになっていたのです。

たぶん、学校では放課後トイレが詰まって水浸しになる

という事件が勃発し、先生が見回りを始めていたようなのです。

そして、まんまと私たち二人は御用となるのです。

家には連絡はいきませんでしたが、全校の朝礼の時に

「学校で、こういう事件がありました。絶対にやってはいけません。」

と校長先生が全校の生徒に向けて、

そのいきさつを報告するという事態になりました。

もちろん、名前は言いません。

担任が、私たちをみて、うなずくという感じ。

私たちはそこで反省をするという。そんな流れで終わりました。

子どもって、なにをしでかすか分からない。

悪いとわかっていても、面白いと思っちゃうとやってしまう。

いけませんね。

そして、その友達とはもう一つエピソードがあります。

 

学校が終わってから遊ぼうと約束をしたことがありました。

町にあるちょっと大きめのスーパーの屋上に

ちょっとしたゲームコーナーがあって、それを眺めたりして遊んでいました。

ある日、その子がいいました。

「あのさ、〇階の売ってるやつ、盗んでみない?」

好奇心旺盛の小学生。

 

またしても、悪いことだとわかっちゃいるけど、

好奇心に負けてしまう私。。。。

それを言われた私は、「うん!やってみよう!」

と言い、さっそくその階へ行き、たぶんハンカチとかだっけなぁ

キョロキョロして、パッ。と上着のポケットに入れる。

誰も来ない。誰もみてない。

それをいいことに、いくつかやってみる。

 

次の瞬間、そのスーパーの人が、

「ねぇ、今何かポケットに入れたかな?」

と言って、よくテレビで見る光景ですが、

裏の事務所へ連れていかれました。

そこで事情聴取みたいな感じのことをされ、

家に連絡をされ、友達は親が来て

その後それぞれの家へ帰らされました。

うちは電話もなく、誰もいなかったので

厳重注意で帰らされました。

が、兄にはどこからかちゃんと連絡がいっており(そりゃそうだな)

そりゃ、こっぴどく、ぶっ飛ばされることになりました。

兄は怖いのです。

すごく厳しかったのです。悪いコトすると、

本気のぶっとばしの刑を受ける感じのコトになります。

今だったら、通報されちゃうレベルのことです。

 

妹3人をちゃんと育てなきゃという思いからなのか

掃除とか片づけとか、ものすごく厳しくて

毎週日曜日には、家のタンスや畳などすべてぞうきんで

水拭きをさせられていました。

時には、お茶っ葉を部屋中にまき散らし、それをホウキで掃くと

きれいになると教えられ、よくやっていました。

 

そんな妹が、「盗み」など想像もしなかったと思います。

私は全然深く考えず、友達の誘いくらいな感じのノリでやってしまい

そりゃ、反省しきりでした。

 

だけど、そんなコトよりも、もっと悲しくなるコトが

自分に返ってきてしまいました。

その友達の親が

「あんな家の子と遊ぶから、うちの子も盗みをやっちゃったんだ。

もうあんな家の子と遊ぶんじゃないよ」

私といるから、自分の家の子が盗みをやるようになった

私といるから、うちの子に悪い影響が及んだ

もう絶対、遊ばせない

 

という話が私の耳に入ってきたのです。

一緒にやった私もいけないです。

絶対やっちゃいけないコトだし。

だけど、言い出したのは私じゃないんだよ

私が誘ったわけじゃないのに。。。

 

と子どもながらに心の中で叫んだのを今でも

忘れません。

だけどそんなこと大人に向かってなんて言えません。

もし、言っても信じてもらえないだろうし

そんなコト言ったら

その友達も、もしかしたら、すごく怒られちゃうかもしれない

と思ったから。

 

どっちから言ったとしても、やったコトは悪いことです。

今ならそう思えるのですが、

その時は本当にものすごく悲しかったです。

 

まぁ、結果、その子とは二度と遊ぶことはなくなりました。

 

 

私はもうこの頃には

世間の冷たい目に、散々さらされていて

大人は誰も助けてなんてくれない

大人にも傷つけられ、

本当に信じられるのは兄姉だけ、

というのを心に植え付けてしまったかもしれません。

 

夕暮れ母親と手を繋いで帰る親子の後ろ姿・・

電気のついている明るい家々・・

 

そんな光景は羨ましいというより、

親がいる家庭というのが、自分にとって現実的ではなくて

うちは親がいなくて当たり前、

っていう風に思って大人になっていきました。