自分History episode5

~いつも一人~

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兄妹で一番末っ子だった私。

ということは、たぶん親からみると

まだ手がかかる存在だったと思います。

幼稚園に入園した時のことや

実はよく憶えていないのです。

 

断片的な記憶です。

そこの幼稚園には吹奏楽の授業みたいなのがあって

みたことのないピアニカを渡され、

みんなで演奏をするシーン。

他にはタテ笛の子。他にもあったかも?

ドレミも知らない自分にはピアニカなんて

ムリな話。

だけど演奏しなきゃいけない。

もちろん、出来ない。

それまで楽器というものに触ったことがないんだからー。

子どもって、残酷なほど思ったことをハッキリ言うじゃないですか。

私にむかって指をさし

「あの子が間違っているんだよ、先生!」

そのシーンは今でも忘れない。

人ってなんで、こうイヤだったコト

心に刻んじゃうんでしょうか。

 

母は大変だったと思います。

父親の看病をしながら

私の幼稚園の支度、お弁当作ったり

今みたいに行政の補助なんて当時はなかったハズ。

お金の工面もどうやっていたのでしょうか。

 

幼稚園は行きも帰りも決められた場所まで

親が送迎しなくてはいけないんだけど

父が倒れてからは、入退院を繰り返していたので

お迎えにこれない日とかがあり

私は一人で帰宅する日が多かった。

 小学生の姉たちとは

帰宅時間が違いすぎて、誰もいない家に帰る。

 

生まれてまだ5年くらいしか経ってないのに

可哀想に。。

 

幼稚園になじめない私は

幼稚園でも、家でも一人が多かった。

幼稚園であった出来事を話した思い出もない。

なんもない。

 

きっとそんな私を不憫に思ったのか

送迎もままならず、だったからなのか・・

私は半年で幼稚園を辞めることとなるー。

 

だけどー。

幼稚園やめても、一人でいることには変わりなかった。

  

私は正直、父が倒れてから

家族の会話というのがあまり記憶がない。

家族の笑顔も記憶がない。

 

いつも一人だった記憶しかない。

父が元気だった頃のコトを思い出す余裕もない

この頃から、自分のことで精一杯な感じだった。

漠然とした父への心配もあったけど

「自分に精一杯」

このコトバがピッタリだー。

 

一人の世界はまだまだ続くー。

そして私の人生は、そこから先、

上がっていくということはなく

どんどん沈んでいくこととなるんだー。