自分History episode4

~数少ない父との思い出~

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本当に少ない父親との思い出

優しい父、面白い父、怒ると怖い父、大好きだった父。

 

伯父が(父親の兄)職場である横浜の港の近くに住んでいて

家族でよく遊びに行っていました。

従兄弟もいたので、私たち兄妹とよく遊んでいました。

 

時々横浜の駅界隈も連れて行ってくれて。

お子様ランチを食べるのがすごい楽しみだった。

逆に言うと、そのお子様ランチを食べた時のことが

私の唯一の父親との外食の思い出になってる。

 

船の仕事では、輸入品を扱う仕事だったので

時々貰ったやつを持って帰ってきてくれました。

シロップ漬けの大きなあんず、

チョコレートパウダー?カカオ?(スプーンですくって食べる)

部屋で、家族全員が輪になって、順番に口に入れてもらう。

なんか幸せな光景ーーーー☆

だから、いまでもあんずは大好き。

スプーンですくって食べたそのパウダーは本当に美味しかった。

今でも、その時の話が出るくらい。

大人になってから、その味を求めて探したけどいまだ見つけられない。

一体なんだったんだ??

 

家の台所で父が、

干しぶどう(たぶん)を一升瓶にいれ、棒でつつく。

それを私たち姉妹はいつも見るのが楽しみで

でも、今考えるとそれって何だったんだろう。

ブドウ酒って言っていたけど干しブドウだったし、、、

なんせ私は幼すぎて、記憶が曖昧。

だけど、父親がその瓶をもってみんなで嬉しそうに眺めてた。

それは確かな思い出。

 

悪いことをすれば、押し入れに入れられて大泣きしたのも覚えてる。

泣き疲れて寝たふりをしてると、父が必ず布団まで

抱っこして運んでくれるのを知っていたから

泣いたあとは、必ず寝たフリ、笑

 

あぐらをかいてるところへ座るのも大好きだった。

私が何か買ってーとせがむと、父は必ず

「お金がないない」

というジェスチャーをしていたのも憶えてる。

 

そんな幸せな生活だったある日、

父が仕事から帰ってきた時

母に向かって

「飲んでるのかっ」

と言ってすごい剣幕で怒ったんだ。

手を挙げた?張り倒した?よくわからない

次の記憶では、もう母親が倒れていて起きない。

すぐ上の姉が、心配そうに母親の様子をみたら

「血が出てる」って私の横で言ったもんで

ビックリしてみたら本当に出てて。

たぶん、その後父が母を手当をした・・・?のかな?

だけど、たいしたコトなかったんだと思う。

 

私の記憶が断片的すぎて。

でもしょうがないよね。なんせ幼いんだからさ~

 

母親はお酒好きで、きっと父から禁止されてたんだと思う。

約束を破ったから、温厚な父が怒ったんじゃないかな

でも、夫婦のことだから、私たちには全然わからないんだけど。

 

ある夜、眠っていた時に「バタン!」

というすごい音がして、

母が「お父さん!!お父さん!!!」と

叫ぶ声が聞こえました。必死だったと思う

どうしたんだろう~~・・・・で眠ってしまった私。

目が覚めた時、お医者さん、家族、伯父たちが

寝ている父を囲って座っていて、

父の横には洗面器があって、父が何度も吐血をしていました。

 

脳いっ血だそうです。

一命は取り留めたけれど、カラダは動きません。

片手、片足がマヒしてしまって、もう歩けません。

そして、もうお出かけすることも、話をすることも、

手をつないで一緒に歩くことも、抱っこしてもらうことも

その日から出来なくなってしまいました。

 

「幸せって続かない」

っていうのを、

ここで植え付けられてしまったのかも知れない。

 

その日から、我が家の生活は一変しました。

私の人生、家族の人生が変わった日です。